きものを愉しむ に新しいブログをアップしました。
この度は、京都の学生さんたちと取り組んでいる「箪笥に眠る物語」プロジェクトのご紹介になります。
→京都の学生さんと見つめなおす”きものの愉しみ”~箪笥に眠る物語(1)~
戦後多くのお方にとって身近な存在であったお着物も、
時代が経ち、洋装が中心の生活になる中で、
いつの間にか少しずつ縁遠いものになってきてしまっているようです。
お母様やおばあ様が想いを込めてご用意なさったお着物も、
その価値や当時の想いがうまく伝わらずに、もう着ないから…と
手放されたり、処分されてしまっている状況を耳にするたびにとても悲しい気持ちになっておりました。
また、核家族化が進み、家族や親族とのつながりが少しずつ希薄になる現代において、
ご両親やご先祖様、家族のルーツを知るきっかけがなくなっていることもとても残念なことだと感じております。
そんな中で、「箪笥に眠る着物」について、少し想いを馳せてみてはどうか。
との発想ではじまったのがこのプロジェクトになります。
SDGsという言葉や価値観を大切にしている”今を生きる”10代20代の学生の方々がこうしたプロジェクトを通して、
着物の本質的な価値をどのように感じられるのか。
また、ご家族のルーツを感じるきっかけとなり、その中で何を感じとるのか。
試験的な取り組みになりますが、
その経緯や学びをこの10月、弊社のブログ「きものを愉しむ」にてご紹介させていただきます。
学生さんたちが感じ取った”箪笥に眠る物語”に一度触れてみてくださいませ。