大切なお振袖との出会いを愉しむ
いつも弊社サイトをご覧いただき、誠にありがとうございます。
ゑり善の亀井彬でございます。
長いお袖がゆらゆら揺れると美しいお着物
お顔を引き立てる地色に華やかさをうみだす配色
お召しになる人の幸せへの願いが込められた吉祥模様
お振袖はまさにお着物を代表する衣裳でございます。
いつの時代もお振袖は街ゆく人の目を引きます。
<ゑり善の振袖の特徴とは>
弊社では、古典柄を中心とした時代の流行に左右されない振袖をご提案したいと考えております。
ある日のこと
様々な呉服店さんを回られているお嬢様が、弊社のお振袖をみて
「とても新鮮!」
と言って喜んでくださったことがございます。
安易な流行や単なる古典の模倣にならないように…と
色使いなど時代に応じて少しずつ変わっているものの、
昔も今も、大きくは変わらないお着物は、
今の時代においては、かえって真新しく感じられるのかもしれません。
「このお振袖は母がゑり善さんで購入したもので…」
とお嬢様と一緒にご来店くださり、
そのときの想い出話をお聞かせいただくこともございます。
長く大切にしていただきたい。
そう願っておすすめさせていただいたお振袖が、
世代を越えて多くの方から大切にされている様子を拝見すると、
本当にありがたい気持ちでいっぱいになります。
<お振袖をお召しになる愉しみ>
お振袖というと限られた御席でのみ、お召しになるイメージをお持ちの方もおられますが、ご縁を頂いたお客様のお話に耳を傾けると、かなり多くの出番があることが分かります。
十三詣り や 高校の卒業式
成人式、20歳を祝う式典
お友達の結婚式へのご列席、初釜などのお茶席
両家のお顔合わせ や ご披露宴でのお色直しの衣裳
そして次の世代へ
レンタルでは、どうしてもその場限りという形になりますが、
お求めいただき、お手元にお振袖のご用意があれば、
実はお袖を通していただける機会も多いといえます。
<お振袖を探すときの2つのポイント-”地色”と”柄行き”>
お気に入りの1着との出会いまでには、きっと多くのお振袖をご覧になります。そのいずれも素敵な特徴があり、悩みもあろうかと思います。
ここではお振袖の特徴を見るための2つのポイントをご紹介いたします。
ほんの一部分のご紹介になりますが、お探しになられる際のご参考になれば幸いです。
1.全体の印象に大きくかかわる”地色”
お振袖といえば定番の【赤や朱】
やさしく愛らしい【桜】
柄の配色が引き立つ【白】
格調高くお召しいただける【黒】
高貴な【紫】
すっきりモダンな【水色】
さわやかな印象が特徴的な【鶸色】
などなど、やはりお探しになられる際に一番に目に入るのは地色ではないでしょうか。
お振袖は未婚女性の第一礼装。
そのためどうしても、お召しいただける期間は決まっているものといえます。
だからこそ、地色はその時にこそ、お召しいただきたい色合いが多くなります。
同じ赤といっても実際は一枚一枚少しずつ異なります。
「私は似合わないから・・・」
と最初からあまり決めつけず、まずは羽織ってみてることも愉しみの一つ。
意外な出会いがあるかもしれません。
2.違いを生む”柄行き”
多くの日本の文化と同じく、着物の美も引き算の美。
1枚のキャンパスの中に余白を残しながら、描かれた生き生きとした柄行きが弊社のお振袖の特徴です。
卓越した美意識に基づく下絵の妙技は、
実際に着付けされて、お写真などで見られるとその違いが際立って見えます。
正面からご覧になられたときに一番に目を引く【上前身頃】
お写真などを取られたときによく映える【襟元】
素敵な帯の美しさを引き立てる【後身頃】
お振袖の柄の場所に合わせて技法を組み合わせ、
主役であるお嬢様を引き立てる用に工夫が凝らされています。
どんな柄にも意味があります。
四季のお花や風景を模した物、宝尽しや貝合せなど。
お振袖の柄に込められたお嬢様の明るい未来への願いを知るとさらに愛着がわいてまいります。
取扱い商品 振袖 でも、お振袖の一部を紹介致しておりますので、こちらも参考になさってみてください。
<お探しになるひと時こそに価値がある>
お嬢様がお気に入りのお振袖に出会うまでの道のりは、少し大変に想われるかもしれませんが、後で思えばご家族にとってはかけがえのない想い出の1ページ。
商いをしていると、お客様とお着物との”ご縁”
というものは本当にあるのだなと感じることが多くございます。
オンラインでは感じることができない色や柄、生地の違いなど是非手に取ってみて、羽織ってみてください。大切なお振袖とのお出会いを求めるひと時こそ、皆様でどうかお愉しみくださいませ。
このページがほんの少しでも、お振袖をお探しになる際のお役に立てましたら何より嬉しく存じます。
素敵なお出会いがございますように・・・