きものを愉しむ

2022/11/11

思いがけない出会いも愉しみの一つ 『蔵ざらえ』のご紹介

いつも「きものを愉しむ」をご覧いただきまして、誠にありがとうございます。
ゑり善の亀井彬でございます。

11月に入り、店内には来年の干支のうさぎのお着物や、帯、小物類なども並んでまいりました。
少しずつ年末に向けたせわしなさを感じるこの頃でございます。

さて、ゑり善の年末の風物詩、『蔵ざらえ』が始まりました。
明日からは京都会場である文化博物館で、感謝の会として2日間開催いたします。
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<開催日時>
 令和4年11月12日()・13日() 午前10時~午後5時
<会場>
 京都文化博物館 6階 
 〒604-8183 京都市中京区西側東片町623-1
 ※詳細はこちらよりご確認くださいませ。
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この「蔵ざらえ」というお言葉、聞きなじみのないお方もおられるかもしれません。
今日は少し「蔵ざらえ」のご紹介をさせていただきます。


古くから大切なものを蓄えて、大切に保管する場所が蔵。

蔵ざらえには、私たちが大切にしたきたお着物や帯を蔵から出し、
日ごろの感謝の気持ちをぎゅーっと込めて、
お値打ちな価格でお披露目するという意味が込められております。

私たちが蔵ざらえという名称を使い始めたのがいつからなのか、正確には言い切れないのですが、
私の曽祖父の時から続いている大切なイベントの一つです。

11月という時期もあいまって、特にこの時期は
翌年のお正月に袖を通すお着物や帯を探しに来られるお方が多かったようです。
一時は朝から行列ができ、火鉢を出してお待ちいただいたことがあったとか…

今では朝から行列が…とはいきませんが、
帯や着物、帯締めや帯揚げといった数多くのお品物が揃い、多くのお客様で会場が賑わいます。

会場に並ぶいずれのお品物も、ゑり善が自信をもってオススメしたいお品物ばかり。
そしてお値段はとってもお利口に。
(京都ではお買い得なものをお利口と言うことがございます)

きものはコーディネートする帯や着物が一つ変わるだけで、大きく印象がかわります。

 お手持ちのお着物の愉しみが広がる新しい帯との出会い

 大切な人から譲り受けたけれども、まだしめていない帯。そんな帯が引き立つお着物探し。

 和ダンスの引き出しをあけると同じ色の帯締めばかり…もっていない新しい色を想像する愉しみ

などなど、蔵ざらえならではの出会い、楽しみが会場に広がっております。

会場内には年代も、性別も、好みも、様々なゑり善のスタッフがお出迎えします。
お気になることはどうかお気軽にお尋ねくださいませ。
普段から悩んでいたことなどへのご質問なども、喜んで承ります。

皆様と会場にてお会いできますこと、社員一同心から楽しみにいたしております。

ゑり善 亀井彬

京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」の代表取締役社長として働く「亀井彬」です。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできればと思い、日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。