いつも弊社のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
京ごふくゑり善の亀井彬と申します。
ここ数日で急に朝晩の気温が下がり、いよいよ本格的な秋の訪れを感じるようになってまいりました。
季節の移ろいが美しいこの時期は、何かとお出掛けの多くなる季節。
是非とも素敵なお着物姿で過ごされてはいかがでしょうか。
さて、この度は、京都の学生さんたちと取り組んでいる「箪笥に眠る物語」プロジェクトのご紹介になります。
戦後多くのお方にとって身近な存在であったお着物も、
時代が経ち、洋装が中心の生活になる中で、
いつの間にか少しずつ縁遠いものになってきてしまっているようです。
お母様やおばあ様が想いを込めてご用意なさったお着物も、
その価値や当時の想いがうまく伝わらずに、もう着ないから…と
手放されたり、処分されてしまっている状況を耳にするたびにとても悲しい気持ちになっておりました。
また、核家族化が進み、家族や親族とのつながりが少しずつ希薄になる現代において、
ご両親やご先祖様、家族のルーツを知るきっかけがなくなっていることもとても残念なことだと感じております。
そんな中で、「箪笥に眠る着物」について、少し想いを馳せてみてはどうか。
との発想ではじまったのがこのプロジェクトになります。
SDGsという言葉や価値観を大切にしている”今を生きる”10代20代の学生の方々がこうしたプロジェクトを通して、
着物の本質的な価値をどのように感じられるのか。
また、ご家族のルーツを感じるきっかけとなり、その中で何を感じとるのか。
試験的な取り組みになりますが、
その経緯や学びをこの10月、弊社のブログ「きものを愉しむ」にてご紹介させていただきます。
学生さんたちが感じ取った”箪笥に眠る物語”に一度触れてみてくださいませ。
以下学生さんたちからのメッセージになります。
是非ともご覧になってくださいませ。
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はじめまして。
同志社大学社会学部1回生の松浦未空と申します。
私は、現在大学生協体験型講座「First Year Program in Kyoto」にて
京ごふく ゑり善様にご協力いただき「箪笥に眠る物語」というプロジェクトを進めさせていただいております。
まず、大学生協体験型講座「First Year Program in Kyoto」について簡単に説明させていただきます。
大学生協体験型講座「First Year Program in Kyoto」は、京都の大学に通う1回生が集い、
「TRY~視野を広げる~」&「LEARN~経験から学ぶ~」をコンセプトに
自己の成長を目指してチームで活動するプログラムです。
そして、私が今回ゑり善様にご協力いただき行っている「箪笥に眠る物語」は、
着物の伝承を盛んにし、着物に込められた、親から子や孫に受け継がれる思いを感じていただくことを目標としています。
そこで、私たちのチームは、自宅に保管されている着物や帯についてのエピソードや由来を家族にインタビューしてきました。
10月中ゑり善様のブログ「きものを愉しむ」にて、4回に分けてメンバーのインタビュー内容を掲載させていただく予定です。
拙文ではございますが、しばしお付き合いいただければ幸いです。
(さらに…)