きものを愉しむ

2023/11/08


いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。
前回に引き続き、お買い物の流れをご紹介させていただきます。

着物に関する情報を仕入れ、想像を膨らませ、勇気を出して足を踏み入れた呉服店や展示会会場。
いざお着物選びの始まりです。

 

〈お着物探し〉

たくさんある商品の中から、また、反物状態で保護の巻紙までされている生地の中から、ご自身にお似合いのお着物を見つけるのは大変に思えるかもしれません。
けれど、反物をひらいたらどんな柄が出てくるのか、お顔に合わせてみて印象はどうか、発見していくのはなんだか宝探しみたいでわくわくしませんか。
これはお着物に限った話ではないかもしれませんが、たくさんお品物があってもピンとくるものがなかったり、逆にお品物の少ないときに限って運命の一着を見つけられたり、なんてこともございます。出会いというのは不思議なものですね。

ひとつのお着物と巡り合うのに、数時間かかることもしばしば。
お鏡もありますので、ぜひお顔映りをご覧いただきながら、じっくりご検討くださいませ。
この色は似合わない!と思っていてもいざお顔と合わせてみると意外と合うかもと思ったり、やっぱり似合わなかったと納得できたり、新たな発見もございます。
お着物はお洋服と比べて色の種類が多く、微妙な色の差が、お顔と合わせると大きな違いになった、なんてこともございます。
例えば同じピンク色でも赤みの系統、青みがかかったお色など違いがございますので、お顔立ちによって、合うピンク合わないピンクがございます。
少しでも気になったものはぜひお顔映りをご覧いただくことをおすすめいたします。

 

じっくりとお着物をご覧いただき、ご検討いただき、お気に入りの一着とのお出会いがあったら、、、

(さらに…)

2023/11/07

いつも弊社のブログ「きものを愉しむ」をご覧いただきまして誠にありがとうございます。

秋を迎えて、朝晩は涼しい日も増えてまいりました。
「秋」といえば、紅葉の秋、芸術の秋、食欲の秋。
特に今年は様々な場所でお集まりや展覧会などが開催されており、にぎやかな秋を迎えております。

男性女性問わず、お着物姿のお方を見かけることも多く、着物に携わる者としてとても嬉しく思っております。

そんな中で、私も着物姿で参加することがあると、ご興味を持ってくださった方から、

 ・着物はどのようにして誂えるの?
 ・着物ってどうやって購入するの?
 ・着物のサイズはどうなっているの?

等のお買い物についてのご質問を受けることが何度もございました。

以前は商店街や大きな駅前などには、必ずといっていいほど存在した呉服屋さんも今では少なくなってきているようで、呉服店という存在自体が少し縁遠いものになってしまっているのかもしれません。
着物を着てみたいと思ったけれど…なかなか呉服屋には馴染みがなく入りにくくて…というお声が多いのも事実です。

今回はそんなお声を受けて、「着物を探す愉しみ」と題して、お着物の探し方・誂え方について、2回に分けてご紹介をさせていただきます。

京都に存在する専門店なども皆さん同じだと思うのですが、
私たちの”知りたい”や、”解決したい”に寄り添って相談にのってくれるのが専門店であると実感しております。

この投稿を通して、呉服店というものに対するイメージが、
堅苦しいものから、もっと身近なものに。

“ゑり善で待ち合わせを…”そんな風に思っていただけましたら幸いです。

(さらに…)

京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」の代表取締役社長として働く「亀井彬」です。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできればと思い、日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。