冷たい風に身も凍える思いですが、澄んだ空気に星が綺麗に見える季節でございます。
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。
新年を彩るゑり善の展示会、京都本店の「初はるの会」と銀座店の「春裳展」。
合わせて開催される社員競作の会。
前回のブログではこちらの競作(きょうさく)の取り組みについてご紹介させていただきました。
例えば特定のお柄の、特定のお色のお着物や帯がほしいと思ったとき。
イメージと同じものがなかなか見つからない…
似たようなものは見つけたけれどそれで妥協したくない…
そんな経験はございませんか?
そのようなときは「いちから作る」ということも視野に入れてみてはいかがでしょうか。
1点ずつ作ることができるというお着物の特徴を活かして、お好みの一枚をお作りする。
そのような「別誂え」もゑり善ではご提案させていただいております。
競作はお客様からお探し物のご相談を受けた際に作るという選択肢を、別誂えのご提案をいつでもできるようにという目的で、社員の勉強のために行われています。
そうはいっても特に別誂えが初めての場合、実際どのような流れで作るのか、本当に思い通りのものができるのかといった不安もあるかと存じます。
そこでこの後は、競作の流れのご紹介とともに、今年初めて競作で染帯を作った私の体験談をお話しさせていただこうと思います。
ゑり善では、1年を通してお着物の基礎の基礎を学んだ入社2年目から制作を行います。
初の競作に実際何を教わり、何を得たのか、どのような思いをもって作ることができたのか。
私の話で誠に恐縮ですが、少しでも皆様の疑問や不安解消の手助けになりましたら幸いです。