きものを愉しむ

2022/10/13

いつも弊社ブログ きものを愉しむ をご覧いただきまして誠にありがとうございます。
ゑり善の亀井彬でございます。

10/13の京都新聞の朝刊に「京料理 登録無形文化財へ」 というニュース。
これまでの長い歴史の中で培われてきた文化が評価されることをとても嬉しく感じております。
しつらえや接遇などで客人をもてなす皆様の心のこもったお仕事に触れる度、
プロとして目指すべき姿をお教えいただけているように感じております。

さて、掲題の通り、6月より開催いたしてまいりました「きものでお出かけスタンプラリー」が9月末で終了となりました。
※きものでお出かけスタンプラリーの詳細はこちらから

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2022/10/06

皆さまはじめまして。
先日のブログにてご紹介いただきました、
体験型学び講座FirstYearProgramに所属しております、格和と申します。

私たちはゑり善さんにご協力を賜り、若者に着物の魅力を伝えるために活動しております。
この場をお借りしまして大学生の生の声で、ゑり善さんとの活動や、着物の魅力等についてお伝えできればと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。

さて、わたしたちは、8月にゑり善さんの店舗でジョブシャドーイングをさせていただきました。
ジョブシャドーイングとは、実際の仕事現場に向かわせていただき、仕事を見学するだけではなく、
まるでシャドウのように仕事を体験させていただく、という企画です。
もともと私は、曾祖母が呉服屋を営んでいたことや、茶道、書道等の経験より、お着物には幼いころから親しみがありました。
ですが、実際に呉服屋さんに伺ったことはなかったので、今回店舗を見学させていただき、とても新鮮でした。

ゑり善さんでは、着物を反物と呼ばれる生地の状態で販売しています。
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2022/10/05

いつも弊社のブログをご覧いただきまして誠にありがとうございます。
京ごふくゑり善の亀井彬でございます。

朝晩の冷え込みに本格的な秋の訪れを感じる季節となりました。
このページでは、「きものを愉しむ」をテーマに、着物の魅力を少しずつ更新いたしております。

さて、今回は掲題の通り、京都で学ぶ学生さんとの取り組み
「学んで 触れて 感じる 着物の魅力 体験会」についてご紹介いたします。

近年、呉服業界全体の市場規模は縮小の一途をたどっており、着物を装う文化が今後どのようになっていくのか。
和装振興がとても大きな課題になっております。
作り手の高齢化、次の世代の担い手不足も深刻で、供給、需要ともに、
この先10年分の課題がギュッと凝縮されて目の前に突き付けられているような状況です。

とはいえ、着物には必ず明るい未来がある、と日々の商いを通じて確信をいたしております。

「着物が身近なものではなくなってきている」という言葉は、決して今に始まったことではなく、
30年や50年前の書籍においても書かれていることが多く、随分前から言われてきたことが分かります。

却って、私と比較的近い世代(30代~40代)の方々とお話をしておりますと、
着物への関心は決して低くはなく、
いずれは着てみたいという需要がとても多く存在していることを実感致しております。

また、新型コロナウイルスの影響により、生活に劇的な変化が起こる中で、
「身近な人との大切な時間をいかに”豊か”に過ごすのか」という考え方が見直され、
文化を拠り所とし、その中で着物を愉しむという考えをお持ちになるお方も増えているように実感致しております。

そんな中、今の20歳前後のお方にとって”着物”はどのようなものとして映っているのか。
これから先10年・20年後を考えた時に、こうした世代の方は着物を着たいと思われているのか。
このような議論を実際に若い世代の方々と損得なしに話してみたいとずっと思っておりました。

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2022/09/25

                    

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
前回に引き続き、今回は女の子の「七つ詣り」についてご紹介いたします。

三つ詣りの可愛らしい雰囲気とは異なり、お体が大きくなった分、帯が大人のようになり、帯〆や帯上などで豪華絢爛に装います。
髪型のアレンジの幅も広がり、ご本人様にとってもワクワクするご経験となることでございましょう。

三つ詣りよりも必要な小物の数が多くなり、志古貴(しごき)や筥迫(はこせこ)など、普段大人の方もあまりお耳にされないお言葉がございます。このブログを通してイメージを広げて頂けましたら幸いでございます。

お仕立方法などは一つではございませんので、あくまでも一例ということでご参考になさってくださいませ。

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2022/09/22

              

残暑厳しい日々でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。

さて、今回は男の子の五つ詣りについてご紹介いたします。

あどけなさも残る中、普段とは違う凛々しいお姿にお子様の成長を感じる五つ詣り。
男の子でも三つ詣りをされる方もいらっしゃいますが、そうでなければ唯一のお詣りとなります。
大切にご準備を進めていかれたいものですね。

お仕立方法などは一つではございませんので、一例ということでご参考にしていただけますと幸いでございます。

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2022/09/13

             

日もだんだんと短くなり、季の移ろいを感じる長月です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、前回は七五三の起源についてご紹介させていただきました。
ここからは「実際に何をご準備していけば良いのか」をお伝えまいりたいと思います。

今回は三つ詣りについてです。

三つ詣りといいますとまだまだ赤ちゃんのような、よちよち、、
とした雰囲気も残り、大変可愛らしい時期でございます。

お仕立方法などは一つではございませんので、一例ということでご参考にしていただけますと幸いでございます。
また、最近では男の子も三つ詣りをされるケースもございますが、今回は女の子に関してご紹介させていただきます。 (さらに…)

2022/09/10

いつも「きものを愉しむ」をご覧いただき誠にありがとうございます。
京ごふくゑり善の亀井彬です。

日中はまだまだ暑さが残っておりますが、朝晩は気温が一気に涼しくなり過ごしやすい日々を迎えております。
昨晩、京都では美しい満月が見え、虫の音とともに秋の訪れを感じる夜となりました。

毎年夏から秋にかけて、京都・銀座・名古屋の各店舗では、お子様のかわいらしいご様子を度々お見かけするようになってまいります。
秋に御参りをなさるお子様の七五三のご準備のためです。

お着物のお見立てや、小物あわせ、ご採寸など、
ご家族皆さんお揃いで、ゆっくりとご覧になられる様子を拝見しては、
私がそうだったように、小さい頃のこのようなひと時が、ご本人様にとっても大切な思い出になっていればよいなぁと感じます。

今では多くのお方に知られるようになった七五三という行事ですが、
それぞれに由来があり、お子様の健やかなご成長を祈るご家族の気持ちがとても伝わってまいります。

<七五三の起源とは…>
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2022/08/30

暑さの中にも、夏から秋への移ろいを感じられるようになってまいりました。
京都本店 店頭の廣政でございます。

前回のブログ「自宅でできる 浴衣のお手入れ その1」では
ご自身で浴衣をお洗濯される前に確認していただきたいことをお伝えしてまいりました。
大変お待たせいたしました、ここからはお洗濯の実践編でございます。

その1をまだ読んでいないという方はぜひ一度お目通しいただき、
さっそく浴衣のお洗濯を始めてまいりましょう!

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2022/08/17

全国的に厳しい暑さが続いておりますが、少しずつ秋の気配も感じられるようになってまいりました。
皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

京都本店 店頭の廣政と申します。
今回は「自宅でできる 浴衣のお洗濯」と題しまして、ブログを書く機会をいただきました。
つたない文章ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

今年は祇園祭 山鉾巡行と五山送り火の全面点火が3年ぶりに開催され、
京都の街には浴衣をお召しになった方たちが本当にたくさんいらっしゃいました。
他の地域でもひさしぶりにお祭りや夏の行事などで
浴衣をお召しになる機会が多かったのではないかと思います。
7月8月と浴衣をお召しになり、さてそろそろクリーニングに出そうと思っておられる方へ
「実は浴衣はご自宅でお洗濯ができます!」ということをお伝えしたく、このブログを書いている次第でございます。

とはいえ、私は洗濯に関しては完全な素人。
そこでゑり善でもお世話になっている悉皆屋さんに、プロの視点での浴衣のお洗濯についていろいろとお伺いしました。

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2022/07/31

三年ぶりの祇園祭りが無事に終わりを迎え、少し静かに感じる京都・四条の街でございます。

 

皆様はじめまして、本店営業職・大西 絢子と申します。

入社二年目の若手、、だからこそ!の視点でお伝えできる事柄を取り上げ、できるだけ皆様にとって身近な存在になれましたら幸いでございます。

 

今回は、店頭でよく聞くお客様からのお尋ねにフォーカスを当ててみたいと思います。

「きものを始めてみようかな、と思うけど、何から始めればいいかしら」

 

きものを始めてみようかな、と思われるきっかけは、お人によって様々なようでございます。 「子育てが一段落して自分の時間を作ろうと思って」 「着付け教室に通い始めたから一着は自分で誂えたものが欲しくって」 「たんすに眠る母のきものを活かしたくって」 「きものを着る女性/男性に憧れがあって」 などなど。

 

いろいろとお勧めできるお品はございますが、敢えてひとつ選ぶといたしましたら、、私は 【小紋】 をお勧めさせて頂きたいと思います。

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京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」の代表取締役社長として働く「亀井彬」です。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできればと思い、日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。