季節の行事ときもの

2023/02/23

三寒四温の日々、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
本店・営業の久保田でございます。

少しずつ暖かさを感じる時間も増えてきました。もうすぐ春がやってきますね。
春、といえば皆様どのような行事を思い浮かべますか?
ひな祭り、卒業式に入学式…十三参りも行われます。

~十三参りについて~

十三参りとは、4月13日頃、数え年で13歳の少年少女が虚空蔵菩薩へお参りをする行事です。虚空蔵菩薩は知恵や福・運を授けるといわれており、そこで少年少女は大人の知恵を授かります。

京都では嵐山の虚空蔵法輪寺で行われます。お参りをした後、渡月橋を渡り切るまでに後ろを振り返ると授かった知恵がなくなってしまう、なんて話は聞いたことのある方もいらっしゃるでしょうか。十三参りをする子は決して後ろを振り返ってはいけませんよ。

数え年で13歳、とは干支が一周し、自分の干支が再び訪れる年。人生で初めての厄年が訪れるとともに、心も体も大人になっていく時期です。十三参りにはそんな人生の変わり目に災難に見舞われないよう、厄除けの意味もこめられています。

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2022/12/16

寒さもひとしお身にしみる頃、皆様いかがお過ごしでございますでしょうか。
いつもご覧いただきありがとうございます。
本店・営業の大西でございます。

お家の大掃除に、年末年始のお仕度など、師走はなにかと気ぜわしいけれども、やっぱり日本人にとってお正月は特別!
そんな特別な日を「きもの」でお迎えしてみるのはいかがでしょうか。
お正月のきものは、実はそんなに堅苦しくはなく、ある意味あまりルールがないのが良いところ。
きものを着ることで、いつもとはちょっとちがう特別なお正月、初詣になることと思います。

きものが「大変なもの」や「めんどうなもの」ではなくなる小さな工夫もあわせて、お伝えさせていただきます。

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2022/09/25

                    

いつもご覧いただき誠にありがとうございます。
前回に引き続き、今回は女の子の「七つ詣り」についてご紹介いたします。

三つ詣りの可愛らしい雰囲気とは異なり、お体が大きくなった分、帯が大人のようになり、帯〆や帯上などで豪華絢爛に装います。
髪型のアレンジの幅も広がり、ご本人様にとってもワクワクするご経験となることでございましょう。

三つ詣りよりも必要な小物の数が多くなり、志古貴(しごき)や筥迫(はこせこ)など、普段大人の方もあまりお耳にされないお言葉がございます。このブログを通してイメージを広げて頂けましたら幸いでございます。

お仕立方法などは一つではございませんので、あくまでも一例ということでご参考になさってくださいませ。

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2022/09/22

              

残暑厳しい日々でございますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
いつもご覧いただき、誠にありがとうございます。

さて、今回は男の子の五つ詣りについてご紹介いたします。

あどけなさも残る中、普段とは違う凛々しいお姿にお子様の成長を感じる五つ詣り。
男の子でも三つ詣りをされる方もいらっしゃいますが、そうでなければ唯一のお詣りとなります。
大切にご準備を進めていかれたいものですね。

お仕立方法などは一つではございませんので、一例ということでご参考にしていただけますと幸いでございます。

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2022/09/13

             

日もだんだんと短くなり、季の移ろいを感じる長月です。

いつもご覧いただきありがとうございます。

さて、前回は七五三の起源についてご紹介させていただきました。
ここからは「実際に何をご準備していけば良いのか」をお伝えまいりたいと思います。

今回は三つ詣りについてです。

三つ詣りといいますとまだまだ赤ちゃんのような、よちよち、、
とした雰囲気も残り、大変可愛らしい時期でございます。

お仕立方法などは一つではございませんので、一例ということでご参考にしていただけますと幸いでございます。
また、最近では男の子も三つ詣りをされるケースもございますが、今回は女の子に関してご紹介させていただきます。 (さらに…)

2022/09/10

いつも「きものを愉しむ」をご覧いただき誠にありがとうございます。
京ごふくゑり善の亀井彬です。

日中はまだまだ暑さが残っておりますが、朝晩は気温が一気に涼しくなり過ごしやすい日々を迎えております。
昨晩、京都では美しい満月が見え、虫の音とともに秋の訪れを感じる夜となりました。

毎年夏から秋にかけて、京都・銀座・名古屋の各店舗では、お子様のかわいらしいご様子を度々お見かけするようになってまいります。
秋に御参りをなさるお子様の七五三のご準備のためです。

お着物のお見立てや、小物あわせ、ご採寸など、
ご家族皆さんお揃いで、ゆっくりとご覧になられる様子を拝見しては、
私がそうだったように、小さい頃のこのようなひと時が、ご本人様にとっても大切な思い出になっていればよいなぁと感じます。

今では多くのお方に知られるようになった七五三という行事ですが、
それぞれに由来があり、お子様の健やかなご成長を祈るご家族の気持ちがとても伝わってまいります。

<七五三の起源とは…>
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2022/08/30

暑さの中にも、夏から秋への移ろいを感じられるようになってまいりました。
京都本店 店頭の廣政でございます。

前回のブログ「自宅でできる 浴衣のお手入れ その1」では
ご自身で浴衣をお洗濯される前に確認していただきたいことをお伝えしてまいりました。
大変お待たせいたしました、ここからはお洗濯の実践編でございます。

その1をまだ読んでいないという方はぜひ一度お目通しいただき、
さっそく浴衣のお洗濯を始めてまいりましょう!

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2022/08/17

全国的に厳しい暑さが続いておりますが、少しずつ秋の気配も感じられるようになってまいりました。
皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。

京都本店 店頭の廣政と申します。
今回は「自宅でできる 浴衣のお洗濯」と題しまして、ブログを書く機会をいただきました。
つたない文章ではございますが、どうぞよろしくお願いいたします。

今年は祇園祭 山鉾巡行と五山送り火の全面点火が3年ぶりに開催され、
京都の街には浴衣をお召しになった方たちが本当にたくさんいらっしゃいました。
他の地域でもひさしぶりにお祭りや夏の行事などで
浴衣をお召しになる機会が多かったのではないかと思います。
7月8月と浴衣をお召しになり、さてそろそろクリーニングに出そうと思っておられる方へ
「実は浴衣はご自宅でお洗濯ができます!」ということをお伝えしたく、このブログを書いている次第でございます。

とはいえ、私は洗濯に関しては完全な素人。
そこでゑり善でもお世話になっている悉皆屋さんに、プロの視点での浴衣のお洗濯についていろいろとお伺いしました。

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2022/04/16

いつも誠にありがとうございます。ゑり善の亀井彬です。

京都の街では、ほぼ桜も見頃を過ぎ、季節は初夏に向かっております。
藤の花も少しずつ開き始めており、過ごしやすい気候になってまいりました。
ゴールデンウィークなどもあり、お出掛けの際にお着物でというお客様も多い季節です。



<きものならではの着心地>

呉服の商いをしておりますと、「きものって暑いでしょ?」とよく聞かれることがございます。
確かに夏は暑いですが、それは洋服を着ていても同じ…

むしろ、襟元や袖口から心地よい風が通りぬけて、気持ちよく感じることも多いです。
(さらに…)

京都・銀座・名古屋にて呉服の専門店として商いをする「京ごふくゑり善」の代表取締役社長として働く「亀井彬」です。
日本が世界に誇るべき文化である着物の奥深い世界を少しでも多くの方にお伝えできればと思い、日々の仕事を通して感じることを綴っていきます。